中古車個人売買オークションに出てくる「名義変更不可車」について
中古車個人売買オークションの説明欄に「所有権留保付自動車」なため名義変更不可と明記され、本来高価なはずの高級車が格安で出品されているケースをまれに見かけます。
この「所有権留保付自動車」という用語事体はローン(分割支払い)で車を購入した場合にはごく当たり前に使われるため、ローンをきちんと返済しているまたは完済していれば問題はありません。
当サイト「所有権解除の方法」でも説明している通り、ローンが完了すれば所有者を自分名義にする事ができます。
しかし、オークションの説明欄にあえて名義変更不可車(所有権留保付)と表示されているという事は、その車両は何らかの理由により名義変更に必要な書類を揃える事ができず、所有権解除の手続きはこの先ずっと行えないと言うことになります。
どのような経緯で名義変更不可車となってしまったかについては様々ですが、お金に絡むケースがほとんどの場合で考えられ、時には金融物と表示されているケースもあります。
名義変更不可車は一般的には手を出さない類の車
絶対に購入してはいけないとは言いませんが、様々な不都合が生じる可能性がある事くらいは認識しておいた方が良いでしょう。
■購入したとしても名義変更は絶対に行えず、車検証上の「所有者」にはなれません。
■車の「所有者」になれないということは、購入後売却しようとしても自由に売る権利は有りません。
■引っ越しによる車検証の住所変更など、「所有者」の委任状が必要となる手続きが一切できない可能性があります。
■何らかのアクシデントや事故により所有者の所在地を警察から訪ねられた時など、所有者と連絡を一切取れないケースが考えられます。
■どういった経緯で「名義変更不可車」になってしまったかにもよりますが、刑法に定める横領罪や詐欺罪に関与してしまう可能性もあり得ます。
■事故を起こした場合の自動車保険トラブルなど。
高級車が格安だからといって安易に飛びつかず、今後不都合が発生しないか、法律に抵触しないかなど詳細な確認が必要です。
http://www.netcom-jp.com/cns/individual/meigifuka.html